▶シスタービープ、3周年!

2025年7月1日、旗揚げから3年を迎えました!

シスタービープは2022年7月に旗揚げしたことになっていて、2022年7月当時は第1回公演である『大橋、山下くんを追う。』に向けて人知れずごそごそと動いておりました。
経て2025年7月1日、シスタービープは『新・大橋、山下くんを追う。』の上演を間近に控えています。

これまでお世話になった多くの皆様へ、ありがとうございます。
そして、これからもよろしくお願いいたします!

【公演時に会場で配布したテキストより抜粋】
シスタービープ第1回公演『大橋、山下くんを追う。』

 そうして12月の今日、シスタービープは第1回公演を迎えた。

 列挙したいずれもが、今日ここにあるシスタービープにとって欠く事のできない要素だ。今ここから振り返る時、そのどれが欠けても今このシスタービープはあり得なかった。

 鎌倉幕府の成立に似ていると思った。一昔前までは、1192年に源頼朝が征夷大将軍に任ぜられた事をもって鎌倉幕府の成立だとしていた。しかし最近では、1180年から鎌倉幕府にとって必要な様々の要素が積み重なり、そうして1192年には、後に鎌倉幕府と呼ばれるものが存在していたとみなす。

 そうであるから、シスタービープもその旗揚げを明確に・ピンポイントに指し示せるものではなく、「今」から見たシスタービープにとって不可欠な諸要素が積み重なった「ある時期」をもって旗揚げなのだと思う。

 そうであるなら、「ある時期」とは、2022年5月から12月の今日この公演の日に他ならない。

 もちろん、後に振り返って見た時、その「時期」は引き延ばされうる。後に今を振り返る時、シスタービープは旗揚げに足らないかも知れない。

 ……こんな態度は今というものに対して無責任だろうか――結構誠実なつもりである。

 しかし僕は、今日――この戯曲を上演するこの日には、後にシスタービープと呼ばれるものが存在していると信じる。いささか情熱的である。

 同時に、今ここにシスタービープがあるのなら、僕は、今現実にはまだここにない、いつか来たるシスタービープに辿り着きたいと思っている。なおさら情熱的である。辿り着いたそこでは、非現実が現実に、現実だったものは過去に置き換わる。

 未来的である。僕は、僕たちは、そんな未来的の中で生きている。いや、むしろ、辿り着きたい未来を追う事でしか生きられないと思う。それゆえ、僕たちはその事で揺れる。

シスタービープ
代表 オカザキケント

(2022年12月1日~4日、上演)

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